ある日本の大企業の中間管理職者が米国へ赴任するにあたり、前もって6週間にわたるセクシャルハラスメントの講義と対応策について、みっちりと叩き込まれた。
ロサンゼルスの現地法人に着任したA氏は、自室の机の横の壁に航空会社が発行しているカレンダーをぶら下げると、早速仕事に取りかかった。何日かが過ぎて元同僚のB氏がアトランタから出張の折、A氏のオフィスを訪れたのだが、壁に貼り付けてあるカレンダーを見て驚いた。若い日本人女性のモデルが、まるでラスベガスのダンサーのような超ビキニの水着を着てポーズをとっている。ただちにB氏はA氏に忠告をした。
日本ではごく当たり前のことが、世界の目には顰蹙(ひんしゅく)を買うことがある。数年前、日本の航空会社を利用した米人の乗客が、機内で配布されている日本の週刊誌を見て驚愕した。ページをめくると女性のヌード写真が必ず掲載されているからだ。「機内には子供たちもいて彼らの目に触れる。当然米国の法律では違法である」。このような抗議を受けて、航空会社側は早急に対処することにした。
日本の封切り映画を見ても、成人映画でもないのに必ずといってよいほど、女性のヌードシーンとセックスの描写がある。日本の一部の旅行会社では、韓国、台湾、東南アジアなどへの買春旅行を裏で企てて応募者を募る。日本の公立中学及び高校の先生が就職指導をするにあたり、落ちこぼれの女生徒に対して風俗店へ世話をするという、あきれた実態が新聞に報じられていた。そして子供たちに最も身近なアニメの領域にも、性に対する間違った意識が浸透してモラルの欠如を露呈している。
性に対する実に低俗な需要があるから供給するといった、まさにサタンに取り憑かれた営利第一主義の逃げ口上を野放しにしている行政にも問題がある。供給するから蝕まれるのである。即刻日本のリーダーたちは規制を敷くための厳格な対策を急務としたい。70年代の高度経済成長期時代、経済第一主義に立って奔走する日本及び日本人に対して世界の目は、エコノミック・アニマルと評した。そして現代の不倫ブームをでっち上げて煽りたてる一部の日本のメディアと、中、高生にまで及ぶ援助交際という退廃ぶりを見て、今、世界の目は日本人の乱行をセックス・アニマルと評し始めた。
「このように、キリストはうちにおいて苦しまれたのであるから、あなたも同じ覚悟で心の武装をしなさい。肉において苦しんだ人は、それによって罪からのがれたのである。それは、肉における残りの生涯を、もはや人間の欲情によらず、神の御旨によって過ごすためである。過ぎ去った時代には、あなたがたは、異邦人の好みにまかせて、好色、欲情、酔酒、宴楽、暴飲、気ままな偶像礼拝などにふけってきたが、もうそれで十分であろう。」(第一ペテロ4:1~3)
1999年12月31日、ロングビーチの集会においてベニー・ヒン師は2003年に日本にリバイバルが起こることを預言している。私たちクリスチャンは、クリスチャン同士のネットワークの意義をもう一度真剣に考えて祈り、そして伝道に励む行動を起こす時なのである。
私は毎週土曜日の夜にアーバインでもたれているウィリアム・ヒン師の聖書講義のクラスに出席しているが、ここでネットワークの重要性について学んでいる。同胞の救いのために日本のリバイバルの実現を目指して、まずクリスチャン同士が相互の理解を深め合って、教団、教派の枠を超えて、心と心がつながった信仰と祈りのあるネットワーク作りが不可欠である。ネット(網の目)とは紐と紐が重なり合った集合体で、クロス(十字架)のカバネントを意義している。ですから私たち聖徒の一人一人が謙遜となって、同志のネットワーク作りに積極的に参加して、主イエス・キリストの聖名を更に栄光から栄光へと持ち上げようではありませんか。
近い将来、世界の目はクリスチャン国、日本を捉えて離さない。と確信したい。
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